「けがれなき者よ この海に迷い込むな
  幼き者よ この海に憧れるな
  あてのない明日と しどけない過去の日々が
  すれ違うための 束の間の海だ」



この曲のサビの声色には、中島みゆきの標準的な力強さがよく出ていて、
気持ちが良いです。

歌詞については、ただの赤提灯も中島みゆきにかかれば、こうも詩的に
表現されるのかと感心させられます。

年々この曲が心に沁みるようになってきて、最近は口ずさむと
泣けてくる有様にまでなってしまいました。
良くも悪くも、加齢を体感できる曲です。

また、この曲は竹中直人への提供曲ですが、竹中版もこれがなかなか
味わい深いです。
提供相手よりも高い完成度でセルフカバーするという独特の嫌がらせ(?)
をする中島みゆきでも、この曲は例外かもしれません。
中島版で感心し、竹中版に感動する。傑作です。


 ALBUM 『わたしの子供になりなさい』 1998.3.18


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