「時はいま いかりをあげて
   青い馬に 揺れるように
   心の荷物たちを
   捨てにゆこうね」



・浜を行き来する波のそれのように、不規則にもかかわらず音と音の繋がりに全く無駄がない。
 この音の続きにはこの音を置くのが最も自然である、ということが連続されてできた曲。
 これほど自然な人工音を初めて聴いた。

・と、いうような楽曲が、1stアルバムに収録されている…。
 末恐ろしいとはまさにこのこと。

・収録アルバムによってアレンジが全く異なります。
 『私の声が聞こえますか』の海は、初夏の早朝の跳ねるような海。
 『おとぎばなし-Fairy Ring-』の海は、晩秋の黄昏の豊潤な海。
 甲乙付け難いですが、個人的には僅差で後者に軍配。


 ALBUM 『私の声が聞こえますか』 1976.4.25
 ALBUM 『おとぎばなし-Fairy Ring-』 2002.10.23
 


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