「あなたのことも 私のことも
思い出せなくなりたい」
ここはやはり中島みゆきだけあって、『翼をください』的な歌では
もちろんありません。
特筆すべきは、『歌暦』収録の弾き語りバージョンの孤高感。
薄ら青い空気で肺を締め上げられるようなサビの入りがクセになります。
歌詞について、特に上記引用部分の「私のこと“も”」という感覚は、
凡人では決して捻り出せない妙味だと思います。
そういうことで、この曲 私は大好きですが、ただ聴くタイミングを
間違えると致命的なことになってしまいそうな雰囲気を孕んでいる
ので、気軽に他人にお薦めはできません。
ALBUM 『寒水魚』 1982.03.21
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